FOTOCAMERE ITALIANE-Bencini
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ベンチーニ・コメットIII 75mm f11 |
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天下の単純カメラ、ベンチーニ様のお出ましです。このメーカー、マジですごいっすよ。ダースト・ドゥーカもクロスター・スポルトも顔負け、天下無双のシンプルカメラを最初から最後まで一貫して作り続けた偉大なメーカーですわい。このベンチーニよりシンプルなカメラとなると…、うーん、写るんですの初期型くらいかなあ。あ、あれにはカウンターがあったから、やっぱこっちの方がシンプルじゃ〜! このカメラが登場したのは53年。C.M.F.からC.M.F. BenciniになってRolet、Relexを経てベスト判のCometが最初に登場したのが48年でして、以降、127フィルムと135フィルムを使用するものに、主にコメット名が使われました。でも、Korollの名前が使われるようになると、51年から53年までは120から135まで、どれもがコロール某になっちゃって、訳が分かりません。53年に思い出したようにこのコメットIII型が登場したんですが、いきなりすっ飛んだデザインで、そりゃもう「何これ〜」と思われたことでしょうなあ。明らかに変ですもんね。 |
| 一見するとデコボコしていて、その何やら複雑そうなデザインがイケそうな様相を呈していますが、実は全くのおこちゃまレベルで、焦点距離の書かれていない75mm f11の単玉レンズに、1/50秒の単速シャッターが付いているだけ。あ、バルブも付いてはいます。偏差値で言えば30そこそこですな。127フィルムの巻き上げは赤窓確認式ですんでカウンターは必要ないし、巻き戻し関連の機構も当然ねーっす。ちなみにこのカメラは3X4ですもんで、フィルムのマークは一旦下の窓で合わせて、撮ったらその番号を上の窓で再び合わせるんでやんす。シャッターもギロチン型のエバーセット式なもんで、シャッターを切ってボタンを離せば、その時点でチャージされ、またいつでも切れるようになります。しかし、他のカメラでは二重写し防止用に多少の工夫をしているもんですが、このカメラには皆無。ベンチーニよチミは大胆だ! シャッターボタンもボタンと言うよりかレバーみたいな格好で、この点でも大胆。でも裏側に穴が空いていて、ケーブルレリーズもちゃーんと使えるのはよろしい。ただーし、このケーブルレリーズは気合を入れないと押し切れません。なんてったって、このデケーシャッターボタンてゆーかレバーを中で直接動かしちまうんだもん。無茶な設計です。 | |
| フィルムの交換はご覧の通り。向かって左側面のつまみを回して、右側面のカバーを外したのが右の画像で、このまま抜き取ってフィルムを交換します。すっきり抜けるだけあって、交換自体は楽ですよ。 忘れてましたが、53年にもなるとシンクロ接点も備えられるようになって、このホットシューも含めてフラッシュ撮影が庶民の間でも普通に行われるようになってたことが分かりますねえ。でも、このカメラで上手く写せたのかどうかはナゾではありますが。ちなみに接点は正面のレンズの左斜め上に左向きにぴょこっと出ているやつがそれです。 |
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このカメラは多分ダースト・ドゥーカをモロに参考にしたのは目に見えていますね。でも、127フィルムの恩恵か、中身ははるかに単純に。ちゅーても、ドゥーカも単純なんすが…。まあ、このコメットさん(IIIだろが〜!)は突発的に現れたモデルで、以後ベンチーニではこのような8ミリカメラ風のデザインを二度と用いてませんが、35ミリでこうしたカメラを作り、そこそこの機能を持たせて売ったらイケたんじゃないかなー、なーんて思ったりします。いずれにせよ、格好だけは一見立派ですが、実は「べんちーに」とひらがな書きしたくなっちゃうようなレベルのおこちゃまカメラですねぇ。 |
ベンチーニ・コメットS 75mm f11 |
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こちらは上記のコメットさんより若干早い時期に登場したコメットっす、じゃなくてコメットS。48年のベスト半截判としてデビューしたただのコメットに、"S"の名の通りシンクロ接点を加えたもんなんですが、これがまたちゃちーものでやんして、ワテは最初見た時「何かパーツが欠落してるのか?」と勘違いしたほどで、ただ穴の空いた筒が鏡胴前方にぴょっこり出ているだけ。気になって外してみたら中でシャッターと連動する金具がキコキコ動いていました。これに接触させる訳なんですね。 |
| 鏡胴のヘリコイドリングっぽいのは「なんちゃって」です。回しちゃダメです。指先が痛くなります。そんでシンクロ接点の反対側にある平べったいものはシャッターの切り替えスイッチでして、現時点では1/50秒ですが、ここを引っ張り上げるとバルブになります。シャッターはそのものは言わずと知れたギロチン式のエバーセット。のっぽなシャッターボタンが無言で「オレはエバーセットじゃい!文句あっか!」とニラミを効かせているようです。 | ![]() |
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こちらは同じコメットSですが、アクセサリーシューが軍艦部と一体整形になってます。その関係で、軍艦部上面のネームプレートが廃されて、削り込まれたタイプになっています。反面、前面に彫り込まれた「COMET S C.M.F.」の文字は消えて、コロールと同じように滑り止めのローレット加工が施されてま。 実は絞りやシャッター周りも変更されてまして、固定絞りが少し奥に置かれ、穴もわずかに広がって大きくなってます。シャッターは切った時の音が全く異なり、前者が「チャカッ」と音が出るのに対し、こちらは「コトッ」と言う音が出ます。意外に細かいところまで変更してるんですなぁ。 |
| このコメットSもボディはやはりコロールと同じくアルミのバフがけ仕上で、テカテカ光ります。どちらも軍艦部とボディは一体で、これ自体が骨格になります。正面に「COMET S C.M.F」のマークが入っているのが多分49年のモデルで、翌50年の仕様が洗濯板タイプの方です。 | |
| このカメラもレンズには何の表記もないのですが、『Made in Italy』によるとやはり75mmだそうです。ファインダーを覗いたところ、75mmではちょっと望遠気味になるはずですが、そんなでもないんですよねぇ。同じところでレクタフレックスの50mmレンズで撮ったネガと比較して確認する限り、確かに一回り大きい像を結んでいましたが、REオートトプコール58mmレンズと比べるとそんなでもないっS(←ここでSを使うかぁ〜)。 | ![]() |
| このカメラはとってもちっちゃくてかわいいカメラですが、せめてf4.5クラスの3枚玉レンズにB.1/20〜1/200秒程度のシャッターが付いて、自動巻き止め機構が備わっていたら、今ではそこそこ高く取り引きされてたかも。なんか惜しい気がするのはワテだけっSか? | |
ベンチーニ・コロール35 アクロマティコ 55mm f8 |
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120または127フィルムを使って天下の単純カメラを作っていたベンチーニも、1958年に生産したこのカメラから、ついに35mmカメラに進出しました。この頃は127の末期でしたんで、さすがにベンチーニも「こりゃあかん」状態になったんでしょうねー。でも、裏紙があってコマ送りも赤窓でできたそれまでのカメラとちゃいまして、35mmとなるとシンプルなカメラであっても製作にはそれなりの労力が必要であって、まあ、せっかくの35mmということもあってか、ベンチーニには珍しくシャッタースピードも絞りも多少選択できるようになってま。 デザインはミッキーマウスを思い起こすようなもので、レンズシャッターの35mmらしく、縦横比が1:1.5程度のころりんとしたずんぐり形です。しかし、この巻き上げ・巻き戻しノブがでかいこと。ここがミッキーマウスの耳を演出してる訳ですな(←んな訳ない)。エプロン部もシャレていて、下にさがるにつれ、狭まってまして、これがミッキーマウスのあごっすね(^^)。 |
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| 絞りはf8〜f22の4段階。左側は開放のf8で、右側がf22。絞りは一枚板で、Yの字を横に倒したような切り欠きがあって、それこそf16ではYの字の形が見えちゃいます。f22は細いスリットみたいな感じ。こんなんでちゃんと写るんだから、ある意味立派っすね。 |
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| レンズは他のベンチーニと同様単玉。一応シアンコーティングが施されてま。でもコメットIIIより色は薄いっす。誇らしく「ACROMATICO」となっていますが、そこが微笑ましいところでもあったりして。焦点合わせは当然目測で、レンズの入った先端のリングを直接回します。 シャッターはビハインドレンズシャッター。単玉だから当たり前だったりして。もちエバーセット式のギロチンくんです。エバーセットと言っても、ボディの構造上、巻き上げないとシャッターボタンが押せないので、一応セルフコッキングもどきにはなります。シャッタースピードはB.1/50秒〜1/150秒の4速。それまでのモデルより1/100秒と1/150秒が加えられてますが、こりゃ考えてみるとスゴイ。回転式ギロチンシャッターの限界は何分の1までなんでっしゃろ? それまでのベンチーニには不必要だったけれど、このカメラにはカウンターが必要になりましたが、上手い具合に巻き上げノブと連動させています。ただ、普通の35mmカメラと違い、巻き上げが進んで行き、ある程度スプールにフィルムの厚みが加わった時のコマ間のズレを補正する機構など付いてませんので、初めからスプールのリールを太くして、ズレを薄めるようにしてます。ですんで、巻き上げのためにノブを回す量も少なくて済みますが、いつまでも均等回転なので、カウンターもノブと直結で良い訳なんですね。単純明快〜。さすがはベンチーニ! |
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ベンチーニ・コロール / コロールS 105mm f11 |
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べんちーに組の大親分、コロールの旦那の登場です。さすがに120フィルムを使うので、上記の127または135を使うモデルとは一回り大きく、そりゃーご立派なお姿です。でも横幅は35mmフォーカルプレーン機と同じようなものかな。知らない人が触れば、中判とは気付かないでしょうなあ。親分にしてはコンパクトっちゅうこってす。 一目見ると、なかなか複雑そうなデザインではありますが、騙されてはいけません。何しろ“べんちーに”っすから。はっきし言って、なーんも付いていません。 |
| おっと、その前にこのカメラの歴史を真面目に語っておかねばなりませんね。発売年は52年です。以上! と言ったら怒られそうですですんで、もうちょっと書いておくと、それまでRolet、Relex、Cometなどの127フィルムを使った金属カメラを作っていたベンチーニが、51年に120フィルムを使った6x6判のコロールを発表。翌52年に下のシンクロ接点を備えたコロールSを売り出すことになる訳なんですよ。で、120は終了〜。←撤退早〜 | ![]() |
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このカメラは105mm F11の単玉レンズを備え、シャッターは1/50秒とバルブの2つだけ。何やら軍艦部にノブが二つ、底にも二つ付いているんですが、こりゃ向かって左の巻上げノブ以外は、全てスプールを外すための軸を引っ張り上げるだけのものですんで、大したもんではないっす。巻上げノブのところも引っ張り上げれば軸が上がりま。ちなみに、裏蓋は向かって右横下にあるレバーを下げれば、蝶番で開くようになっていますんで、この点なかなか使い勝手は良いですよ。 こちらの画像はコロールS型で、レンズの横にシンクロ接点が出ています。その関係でアクセサリーシューも付けられましたが、それ以外は上の初期のコロールとちーっとも変わらないように見えます。でも、ここで目を皿のようにして見ると、巻き上げノブの高さがちゃうでしょ? 実は高さそのものは変わらず、初期のコロールのノブのローレットの下のくびれがキツイので、首が細くなって背が高く見えるんですな。しかーし!何でこんなところを変更したのかはさっぱし分かりませんです、はい。 |
| 両方ともファインダーを良く見ると、左右に変な出っ張りがありますが、実はこのカメラ、6x6と6x4.5に切り替えができるんですね。で、その645として使う時のファインダーの横位置の縁が突起の先端部な訳。でも、カメラ自体に切替機構は付いていないっすから、専用のマスクをフィルムを挿入する前に中にはめ込んどかねばならないんですが、そのマスクがほとんどの場合付いていないんですね、コレが。まあ、ただ非常に単純だから、自作できますがね。背面に赤窓を切り替えられる回転盤が付いているのはそのためだったんす。 それにしても、6x6で単玉ですから、沈胴量も多いですが、レンズを引き出しても前に傾かないように、マウント部の下に支えの出っ張りを設けているのは「気が利いてんじゃん?」と言ってやりたいところですね。ま、そんなところに気を配るより、シャッターを増やせっちゅーの。 |
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ベンチーニ・ミニコメット |
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うわぁ、またまた出ちゃいましたよ。天下の単純写真機の真骨頂此処に有りと、せめてコメントだけはめんどっちい漢字を使ってやりたいところですが、いやあ、ここまで完璧にやってくれると「ま、参った! 参りましたぁ!」とひれ伏すしかないでしょう。 とまあ、ちょっと大袈裟に書いてみましたが、マジでこれは例の「サバ缶」カメラといい勝負です(Fototecnicaのページ参照)。いや、このカメラが生産されていたのは1967年ですから、考え方によってはこちらの方がはるかにキョーレツなのかもしれません。しかしまあ、Bencini S.p.A.って、ホントにやることが大胆です。その姿勢はどうであれ、とにかく一貫していますんで、これはこれである意味すんげ〜ことだと思いますね。徹底的に素うどんを作っている料理屋みたいなもんですから。 |
| このカメラも焦点距離とかシャッタースピードとかは不明。元箱・説明書・保証書まで付いて来たんすが、なーんも書いてないんですよね。まあ、画面サイズが127フィルムを使った3x4なので、おそらくは60mm程度の単玉レンズと、1/50秒くらいのギロチンシャッターと言えましょう。ちなみに、完全単速で、バルブシャッターは付いてませんです。気合入ってるでしょ? | ![]() |
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フィルムの装填はごくありふれたものですが、ボディが何から何までプラスチックなもんで、裏蓋をスライドさせて引き抜く時に、引っかかっているファインダー枠の上部のツメが折れちまうのではないかと不安に脅えさせてくれます。ベンチーニにしては珍しくアルミを使ってないですが、別の意味でひゃっこいですな(笑 |
ベンチーニ・コメット404-X |
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「あっ、コダック・インスタマチックじゃん!」と言ったあなた、ノンノノン。ベンチーニもしっかりと126判を作ってたんですぜ〜。ここでご紹介するコメット404-Xはベンチーニのインスタマチックの中では半ば頃のモデルっすが、66年から70年までのたった5年間ですっごいいっぱいのモデルを作ってましたんで、名前ばかりが異なるだけでほとんど同じものも多かったんですがね(^∇^) コダックのインスタマチック構想が表に出て、ベンチーニとしては「おお!これこそ我が社にドンピシャな機構!」とヨダレものでしたでしょうが、何しろイタリア国内でフィルムを作ってくれないとどうしようもないんで、フェラーニアの動向をにらんでたんですね。 |
| で、フェラーニアが126フィルムを生産し始めたのが64年ですから、それを見てベンチーニが66年に世に送り出したのがユニマチック(Unimatic)800と言うモデルっす。イタリア語風にはUniは「ウニ」となりますが、これは元々英語風の命名なので、やっぱ「ユニ」と読むべきみたい。で、すぐ後に姉妹機の角ばったユニマチック400を出し、それがコメット404-Xになるんです。 | ![]() |
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404-Xは上の画像のようにセットで売られたんですが、まぁ、セットと言ってもフラッシュキューブ一個とケース、ストラップだけのものなんすがね。 作りは別に何てこともありません。コダックのものとちーっとも変わらないABS樹脂製で、シンプルそのもの。デザインも四角と円だけの、実に素っ気ないものなんすが、でっけーシャッターボタンの「b」のマークがいい感じです。 |
| 説明書が付いているのに、スペックは一切書いてなくて、シャッタースピードや絞りはサッパシ分かりません。レンズも固定焦点ですが、ヘリコイドリングのように見えるのは絞りリングで、曇り・雲/太陽・お日様の3段階(←結局絞りはいくつなんじゃー!)。シャッターはバルブすらない単速ギロチンくん。一応巻き上げないとボタンはロックされるようにはなってます。それにしても単純だよなー。 | ![]() |
ベンチーニ・コメットNK135 カラー・ブルースター50mm f2.8/ NK235 アクロマチック55mm f8 |
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「チープなカメラをいかにして立派に見せるか」これぞベンチーニが追い求めてきた永遠のスローガン…、かどうかは分かりませんが、70年代に入るとさすがにあまりにも安っぽいカメラではファミリーカメラにもなりませんから、ベンチーニでも多少しっかりしたカメラを作らざるを得なくなってきます。そこで彼らが頑張って作っちゃったのがコメット新シリーズで、初めにK36と言うモデルが出ました。 |
| K36をスペックアップしたのがNK135で、シャッターはしっかりしたレンズシャッターを持ち、B.1/30〜1/250秒までの5段階。スローがないっすが、これでもベンチーニではウソみたいなスペックです。絞りもなーんと6枚羽!(←んな驚くことかいっ!)f2.8〜f22まで7段階も変更できるんですよ〜。そのレンズもトリオタータイプの3枚玉っすから、ベンチーニの意気込みが分かるでしょ。ちゅーても、70年代に入ってもまだ露出計はなく、未だに目測・マニュアル露出のままですが、考えてみると70年代のファミリーカメラでフルマニュアルって、珍しいっすよね。 | ![]() |
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レンズのヘリコイドは前玉を直接回転させるもの。レンズ名はカラー・ブルースター50mm f2.8となってますが、コーティングはアンバーで、ちーっともブルーではないんですな(笑。 シャッターダイアルは向かって右で、反対側の同じような大きさの黒い丸はシャッターボタンになります。左右対称にしたかったのでしょうなぁ。ちなみに下のメッキされた円はレリーズ穴。ナゼか分けちゃってるんです。ヘリコイドの下の丸いボタンのようなものはただの支柱。その横のレバーはシンクロのM/X切り替え用で、右に接点がポチッと出ています。底蓋のちっちゃなボタンは巻き戻しボタンすが、これはただの棒の頭がちょっと出ただけの味気なさ。 |
| 60年代半ばには金属カメラを捨てたようなベンチーニですが、このカメラでは軍艦部に金属を用いてます。でもボディや鏡胴・ヘリコイドなどは皆プラスチック。日本製のカメラとは発想が逆でしょ。そこが「少しでも立派に見せたるぞー!」と言うベンチーニ主義全開っちゅう感じで、とーっても微笑ましいんですけどね。一眼レフのような軍艦部の突起だってぜーんぜん不必要なものだしぃ(^^) | ![]() |
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こちらはNK135の廉価版のコメットNK235。ただでさえシンプルなカメラをどうシンプルにするのか悩むところですが、まずは肝心要のレンズがせっかくの3枚玉ブルースターから、再び一群二枚の単玉アクロマチック55mm f8に逆戻り。でもこちらの方がコーティングはブルーです。 シャッターは2枚羽のギロチンくん。でも一応B.1/30〜1/125秒までの4段階に変更可。絞りも線がギザギザの二等辺三角形(←成り立たんだろー)の切り欠きが縦横に重なっていて、絞り込むにつれて両方が細い方にスライドして穴を狭めるんですな。 |
| その絞りはf8からf22までの4段階ですから、意外にシャッタースピードとの組み合わせで幅広い露出が可能なんですね。 軍艦部もせっかくの金属の重厚な感じからプラスチックに格下げ。デザインも変更されて、ファインダーのシアンコーティング&ブライトフレームもなくなり、ただの逆ガリレオ式に。 でも、唯一NK135より進歩した部分もあり、ホットシューがバッチリ装備されてるでしょ(えっへん)。 |
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NK135と235はボディの基本設計の点で同じものですが、よくもまあこんなにスペックダウンできたもんだと、逆に感心しちゃいますよ。さすがにレンズのスペックの差は著しいので、周辺部の写りなどで違いははっきりしちゃいますが、結構単玉の235も良く写るので、これまた感心しちゃいます。でも、70年代にこのスペックですから、さすがに売れなかったでしょうねー。この後NK135にCdS露出計を組み込んだNK135エレクトロニックを74年に発売し、更によりコンパクトなコメット535/635シリーズを出した後、80年のコメット・パーソナル・レポーターと言う単純モデルを発売して命脈尽きちゃいますが、しゃーないっすね。 |